あと10年もすれば当たり前になるかも

自宅と遺産をもらってサヨウナラ 「死後離婚」の実例

いやぁ、ほんと去年からこの「死後離婚」という言葉みかけますね
言葉だけが独り歩きしちゃいそう・・・・

雑誌がね、とりあげますね。

SNSがある現在、こういう自分に有利な情報は、特に女性には広がるの早いでしょう。

もともと、既婚女性の多くが夫の実家の墓には入りたくないというアンケート結果が
でていますから。
永代供養のお墓やら、自然葬やらも多くなってきているしね。

何度もいいますが、死後に離婚はできません。

「姻族関係終了届」ですから。

そしてね、この届けをだして姻族関係を終わらせるのもいいけど、もともと
夫の親兄弟と妻たる人は親族であって、血族ではないから扶養義務も実質的には
ないですよ。
実の子だって余裕がないと答えれば扶養する義務はなくなるような感じなんだから。

気分の問題と法律的な後ろ盾がほしいから届をだすのはわかるのですが、
そもそものね、民法の理解がなさすぎではないかとおもうのです。

結婚したからって、相手の家に入ったわけじゃない。(法律上)

ここのところのほうが、この届けの存在よりも世の中に広まってほしいとおもう。

この記事にもあるように、
妻が先になくなった場合、どのくらいの夫が妻の親の扶養や介護を考えるのだろう?
と考えれば、その馬鹿馬鹿しさというか、自分だけなんでそんなに夫の親のことを
考えなければならないの?と疑問がわくだろう。

もちろん、結婚時にお互いの親の面倒は最後までみると約束があればいいけどね、
そういう約束がないまま結婚した場合は、一度、夫にどう思っているか聞いてみると
いいとおもう。

よくね、妻の亡き後、後妻もらえばいいよとか聞くでしょ。
前妻の親との姻戚関係はそのままだろうなぁとおもう。
(この辺の意識改革のためにも夫婦別姓は有効だとおもうけど)

まぁ、そういうわけで、あまりに日本の女性は気遣いすぎる。
ちゃんと検索でして、法律を学び、必要なこと不必要なことを切り分けると
自分の人生も軽くなるのではとおもう。


ここ数年で、この姻族関係終了届がこれだけ話題になってきているということは、
あと10年も経てば当たり前の届けになるかもしれないな。


しかしこの記事のタイトル「自宅と遺産をもらってサヨウナラ」は悪意を感じるよね。
夫の遺産は相続人である妻の権利であって、泥棒したわけではない。
夫が妻の遺産を相続し妻の両親の面倒をみずにいたら、こういうタイトルをつける
だろうか?

なんにしろ、妻に両親の面倒を見てもらいたいと思っているなら、妻を相当大事に
しないとならないとおもう。
姑には自分の家庭に口をだささせず距離をおくことを夫ができるかどうか。

女性同士の人間関係は、友達だって難しいのに、世代の違うそれも自分から親しく
なりたいとおもったわけでない女性(姑)とうまくいく可能性は相当低い。

男性は上下関係を重視するから目上の人には逆らわない傾向があるけど、女性は
上下関係はそれほど重視しませんから。
そのところを夫が理解するかどうかが鍵ですね。

ま、一番簡単なのは、接する機会を極力減らすことです。
そうすれば揉めごとは減ります。

あとは、妻の両親を自分の両親以上に大事にすることかな。
仕事を理由に逃げるとかしないこと。


そうそう、思い出した(笑)。

配属してすぐの上司が面談で

上司:「僕さ、結婚のとき妻の両親の面倒をみます!といって結婚を許可してもら
    ったんだけど、それって面倒みなくてもいいよね?」

私:「いやぁ、約束したなら駄目ですよね。ちゃんとみてください。」

上司:「やっぱりそうかな」

という会話がありましたね(笑)。
当時38歳ぐらい?
今は娘さん二人独立して、ご夫婦仲良く暮らしているようです。
奥様の実家のそばなので、きっと約束事を守っていることでしょう。
役職定年で、偉い人のまま仕事は続けているのですが、何歳になったんだろう?
81年入社だった気がする。
60歳?
再雇用でまだまだですね。


結婚時にちゃんと約束をする。
意外に多い気がする。
先輩のご両親は、子供を奥さんのご両親の養子にすると約束して結婚したから、
自分は大学入学のときに苗字が変わったとか聞いたし。(お母さんが一人娘なため)
勢いで結婚するより、じっくりとお互いの条件を話し合って結婚したほうが、
結婚後の揉め事は少なくなるんだろうなぁ。


私たち夫婦は特に結婚時には条件はなかったな。
お互い実家から遠かったし、働き続けることも暗黙の了解だったし、
子供を持つか持たないかも持つだったし。
ただ、私が子供は養子でもいいという考えだったことは意見が相違した。
親の老後については、親の財産でということも一致していたし。
苗字についてはかなり揉めたけどね。

振り返れば、結婚のときに、揉め事があるって、必要だな。
揉め事をどう対処するのか、人柄がよくわかるから。
男性の場合、責任感も見えてくるよね。
都合が悪くなると逃げるような男性多いから、逃げる人かどうかを見極められる。
仕事仲間なら仕事のやり方でわかるけど、そうでない場合はわからないものね。

結婚式の準備は止める最後の判断材料(機会)というけど、確かに結婚式はね、
色々と家と家との関係がでてくるから、そのときの対応の仕方をじっくり両目で
見ることはお互い大事だよね。
人の性格と価値観は変わらないから(年とるほどやっかいになることも多い)、
結婚式で揉めるときは、一度考え直したほうがいいとも言える。


「結婚前には両目を大きく開いて見よ。 結婚してからは片目を閉じよ」

名言だわ。