またまた母の・・

さっき、うちの母がそばにきて、

「お店、9月一杯で閉めるから」

と。

はいはい、わかりました。

きっと、うちのお父さんと何かあったのねぇ。


まぁ、子供としてはもう70近い父と今年60の母に楽をしてもらいたいから、いつお店を閉めてもらっていいんだけど。

おととし、父が倒れたとき一時お店を閉めたのですが、父は仕事一筋だったのでやることがなくなり、昼間でも布団をひいて寝ている状態(まぁ、病人といえば病人なので当然なのですが)。

目がとろんとしてて、いつボケるかと家族で話していました。


その年は、私が生まれてから初めてお祭りにお店を閉めていました。

娘と私と一緒に若松町のお仮屋まで行ったり、土橋の獅子についていったり、初めて親子でお祭りをみてまわりました。それはそれで家族として嬉しい出来事でした。

そのとき、会う人会う人、お客さんから「大丈夫?」「いつお店あけるの?」「おいしいの食べたいな」などと本当にたくさん声をかけてもらい、単純な父は一人でお店をあけると宣言。

で、今日に至るわけです。


一人でやる!と宣言したのに、うちの母を前のように当てにすることが多く、うちの母とぶるかることもしばしば。

今日はお祭り前ということで、きっと二人とも気がたっているのでしょう。


うちの母は

「今、○○○が高くて、普段の値段でやっていたら売っても儲けはない。そのうえ質の悪い○○○にあたったら、全部捨てるしかないし」

と、最近の原油高騰の影響で卸値が高くなっていることを嘆いていました。
(もともとうち、原価率めちゃくちゃ高いんですよね。家族経営だから成り立っていたと)

さらに、父の健康状態について

「最近、足がふらついているのに、注文を断らず次々とってしまって・・・」

と。



うちの父の口癖は、

「石岡のこの辺で、一人前○○円以上にしたら、売れない」

とよく言っていました。

きっと、今回の状況でも父は普段どおりの価格で行くつもりなのでしょう。


父の心意気も十分わかるし、母の気持ちもよくわかるし。

私としては無事、何事もなくうちのお店がお祭りを乗り切ってくれることを望むばかりです。
(そんな忙しい実家をよそに、お祭りにでてしまう私も私ですが。。。(^^;; )


冒頭の母の言葉がどのくらい真実味をおびているのかわかりませんが(廃業届けを出すというのが最近の口癖なので)、案外、一時的にでもお店をしめるかもしれません。


ちょっと寂しい現実ですね。