県の違い

新潟県 報道発表
 
上記より引用
 
新たな食品中の放射性物質の規制値について国に要望します
現在、東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された大量の放射性物質が広範囲に拡散し、生活圏の汚染や農林水産物の汚染によって、多くの国民が不安にさらされています。
 一方、食品等に定められている現在の暫定規制値は、事故直後の緊急事態など、生きるためにやむを得ず摂取するような際の基準です。
 新潟県は国に対し、国民の健康と安全、そして日本の信用を守っていくために、国際的にも信頼される基準に戻すよう要望してきたところです。
 このような中、10月28日、厚生労働大臣は「新たな規制値設定のための基本的な考え方」を示し、食品から許容できる線量を年間1ミリシーベルトに引き下げることを基本に検討することとしました。
 しかしながら、従来、原子炉等規制法などでは、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に基づき、外部被ばくと内部被ばく線量を合わせた一般公衆の被ばく限度を年間1ミリシーベルトとしており、従来の規制値と整合性をもった、内部被ばくと外部被ばくの合計を踏まえた規制値とすべきと考えます。
 また、乳幼児からおとなまで一律の基準とすることなく、特に子どもへの影響について十分に考慮したうえで、子どもについては別基準を設定すべきと考えます。
 今後、厚生労働省で新たな規制値の設定について議論していくにあたっては、これらのことに十分配慮し、より安全サイドにたった議論を行うよう要請します。
 
引用ここまで
 
 
 
 上記より引用
 

放射性がれき受け入れに不安
東日本大震災発生から11日で8カ月となる。東京都は岩手県宮古市から、放射性がれきの受け入れを開始した。本県では現在のところ、受け入れの予定は無いものの、環境省東京電力の福島第1原子力発電所から出た高濃度の放射性物質に汚染された廃棄物や土壌の中間貯蔵施設を、福島、栃木、群馬、茨城、宮城、東京、千葉、埼玉の8都県に設置する基本方針を示すなど、本県も廃棄物問題の例外ではない。それどころか、多くの県民の知らないうちに、人形峠の「ウラン残土捨て場」化していた歴史があるだけに、警戒する声も出ている。

岡山県鳥取県の県境の人形峠では1955年にウラン鉱床が発見された。旧原子燃料公社(現日本原子力研究開発機構)によりウラン濃縮原型プラントも建設された。しかし、品質が悪く採算が取れないため、採掘は中止された。

その際に発生したウラン残土はほとんどが野積みの状態で、約50年間にわたり放置されてきた。その後、残土の放射線量が高いことやラドンが居住地まで流れ込んでいることが発覚、地元住民が全面撤去を要求。1990年に自治会と旧動燃が約3000立方㍍の撤去協定を締結したが、移送先が無いとして協定が実行されなかった。このため、裁判になり、2004年10月に、最高裁自治会側の勝訴が確定した。それでも撤去が実施されなかったため、制裁金も課された。

こうした状況の中、06年、文部科学省鳥取県、同県三朝町、原子力機構が合意し、三朝町にレンガ加工場を建設。昨年12月にウラン残土レンガ約145万個を製造して、加工場を解体した。

このうち、約92万7000個は一般に1個90円で販売された。民家のレンガ道や花壇などにも利用された。

原子力機構や自治体関係では、三朝町に昨年11月、ウラン残土レンガ約2万個を使った「三朝キューリー公園」を整備し、ラジウムを発見したキューリー夫妻の像などが設置されるなどした。

しかし、主な搬出先となったのは東海村大洗町だった。原子力機構の公表内容をみると、一般販売以外の約52万個中、約44万個以上が本県に搬入され、駐車場のレンガ敷きや花壇、歩道などに形を変えている。

人形峠では解決までに20年も要した難題が、本県ではなぜ、いとも簡単に受け入れられたのか。関係者によると、放射性濃度が規制対象となる74ベクレル/㌘以下の平均0・57ベクレルで原子炉等規制法の対象外。文科省の安全確保に関するガイドラインの1ベクレルの半分程度だとして、地元自治体にも事後報告程度で事前には知らされなかったという。このため現在でも、ウラン残土レンガの多くが本県に搬入されたことを知らない県民も多い。

こうしたことから、今回の放射性がれきの問題でも、県民の知らないうちに、中間貯蔵施設の問題などが進められてしまうのではないかと危惧する声は少なくない。

引用ここまで
 
 
蔵田計成氏のウラン研究その2

 
5.に状況があります。
 
人形峠の被曝の記事が毎日新聞に掲載されていたのですが、もう削除されたため
上記のページをつけておきます。
 
 
もちろん、私も人形峠から県内にきているなんて知らなかった。
無関心がふるさとを壊す、本当に愛しているならもっと敏感にならないといけない時代になっていたんだ
なぁと思います。