さて、どうなのかしら?

甲状腺がん3人、7人疑い 福島県「被曝、考えにくい」(朝日新聞HPより)
 
福島県は13日、東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった3人が甲状腺がんと診断され、7人に疑いがあると発表した。チェルノブイリ事故では、被曝(ひばく)から最低4~5年後に甲状腺がんが発生しており、県は「総合的に判断して被曝の影響は考えにくい」と説明している
(中略)
甲状腺がんの大半は進行が遅く、治療成績もいい。診断30年後の生存率は9割以上。これまで、子どもの甲状腺がんの発生頻度は100万人に1~2人程度とみられていた。今回、それより高い頻度で見つかった福島県医大の鈴木真一教授は「今回のような精度の高い超音波検査で大勢の子どもを対象にした調査は前例がなく、比較はできない」と説明した。成人の超音波検査では3・5%に甲状腺がんが見つかったとの報告もあるという。
 
 
風評じゃないのに、風評被害ばかり気にする自治体のいうことは真実なのか?
 
 
 
チェルノブイリ原発事故後、現地で甲状腺がんの治療に当たった医師の菅谷昭・長野県松本市長は
「即断は禁物」とし、丁寧な対応を訴えるという記事が東京新聞9/27に掲載されています。
 
このブログでも書いていますが、チェルノブイリで4-5年後から甲状腺がんが増えたというのは
怪しいです
4,5年後に日本がエコーを持ち込んで診察をはじめたというのを見た気がします。
だから、4,5年後に癌の診断が多くなったと。
 
 
菅谷市長はこの記事でも、チェルノブイリ翌年から増加と指摘しているようです。
(これは別の資料でもそうあったとおもいます)
 
 
一番腹がたつのが
 
甲状腺がんは進行がゆっくりで手術でとりだし、予後がよい
 
とあることです。
 
こう書かれると、普通の人は手術すればいいんだと安心してしまうのではないでしょうか?
 
うちの が尿からセシウムがでて、
予想通り甲状腺にのう胞がみつかって
甲状腺がんを色々調べました。
 
甲状腺がん、とればすむものじゃないですよ
 
甲状腺を摘出した場合、ずっと甲状腺ホルモンを服用しないといけないし成長だって遅れるかもしれない。
つまり、生活の質が落ちることになります。
 
また、子供の場合、転移が早いというのをどこかでみました。
(この東京新聞の菅谷さんの記事にも転移が多いということがあります)
 
 
そして、福島県に在住の人(他県への移住者の検査は後回しのようですね)は検査してもらえますが、
茨城、千葉、東京、栃木、群馬、長野の一部など被曝量がそれなりだったと思われる地域の
子供たちは検査さえもしてもらえない。
親が危険性に気づいていれば自主検査するでしょうが、そうでなければ・・・最悪の事態になります。
ちなみに、何年経ったからもう大丈夫ということはないのです。
チェルノブイリでも数十年後に癌になったケースもあるようです。
毎年、経過観察をしていかないと。。。
 
それは今は福島の子しかしてもらえません。
 
なんでなんでしょうか?
 
学校の検診に入れてくれれば、大学生ぐらいまでは安心できるのに。
 
子供たちが何か悪いことをしたでしょうか?
 
これまでの自民党政権での原発推進の仕方、
事故当時から今までの民主党自民党の対応の仕方、
これらのミスを子供たちに押し付けようとしていないでしょうか?
 
 
なんか変だと気づいた方は、
お子さんの甲状腺検査(エコー、血液検査)を是非受けさせてください。
 
 
尿検査でかなりの割合でセシウムがでています。
現在、ある機関が独自に甲状腺検査をすすめようとしています。
それでどのくらいのう胞や結節がある子がいるのかわかることとおもいます。
それを待ってもいいのか、結果が公表されるのか、それはわかりません。
 
 
あとは、気づいた方が少しでもいれば
市町村、県に対し、甲状腺検査、心機能検査を求めることにご協力をしてくださると
嬉しいです。