会社を辞めておいてよかった

介護離職で親子共倒れ!ビジネスパーソンが「親の介護」を直接すべきでない2つの理由

この記事の中に「子どもに迷惑をかける親もつらい」という内容がありました。

親のタイプにもよるとおもいます。
子供が生まれたとき(子供をつくったとき)から将来はこの子に面倒をみてもらうという考えの親ならきっと、子供に迷惑をかけているとは思わないとおもいますが

うちの親は子供は子供、自分たちは自分たちという考えの親だったので、自分たちの介護や病気のために私が仕事を辞めたとなったら、自分たちを責めてしまうことになったと思います。

昔ね、母の首にできものができたことがあって、10年ぐらいかけて大きくなっていったの。こぶとりじいさんのような感じで。
病院嫌いの母だったので、いくら言っても病院には行ってくれなかった。
(そのころは静岡、神奈川にいたので病院に連れて行くことはできなかった)
そこで私は、

私:「病院にいかないなら、会社辞めて戻ってくるから!」

と伝えました。
そうしたら、あっという間に病院にいって、手術となったのでした。(良性腫瘍


そんなわけでね、ほんと、ベストなタイミングで会社を辞めたよね、私と思うわけです。


今、働いていたら、どうやったって生活も仕事も自分も破綻していたとおもう
介護休職はあるけど、先が見えない闘病には実質的には無理だろとおもう。
両親が理由で、休職したり、辞職したりしたら、両親も自責の念にかられてつらかったとおもう。

これから10年ぐらいは会社の制度とかが未熟だから、介護で悩む人が多くなるとおもう。
高齢で癌と診断されたら、通院の付き添いだって必要なわけで。
毎週病院だからね。(経過観察になってもいつ再発するかわからないし)
なかなか働きながらは難しい。


出産育児とは違う。


出産育児に対しては社会が寛容になってきた気がするけど、
女性の社会進出で一番に問題なのは、実は介護問題だったのかもしれないと気づくのがきっとこの10年の間なんじゃないかなと身をもって感じる。
ちょうど男女雇用均等法で働き出した女性の親世代が介護世代になってきたから。
あと10年ぐらいで共働き世帯が介護に直面する割合が多くなるとおもう。
そのころには、介護は自宅でとなっているだろうし、人手不足で在宅介護サービスなんて頼めるかわからないだろう。
そうなると、共働きではやっていけないだろう。
そのとき、どちらが会社を辞めるのか、そんな問題がでてくるようになるんだろうなぁとおもう。(今の女性は簡単には仕事は辞めないよ、だって苦しかった産後育児を乗り越えてきているんだから、自分の親のためなら辞めるかもしれないけど、夫の親のためには辞めないとおもう。介護したって若い子と浮気される例なんていくらでもあることをネットで学んでいると思うし(笑))


家事、介護、無償で「嫁」が奉仕していたものが、どんなに重要だったものなのかが、社会の男性に否応なしにのしかかってくることだろう。



「息子介護」に問題が多い理由