賃金でははかれないもの

パパが利率のよかった定期が延長せず、満期となって普通預金にもどされている
と騒いでいました。
高収入大事ですよね。
貯金も大事ですよね。
でも、ふと、その他の価値があるみたいなことを思ったので書きます


ばあちゃん:「じいちゃんがデイサービスに嫌がらずに行ってくれて助かる」
私:「もともと社交的だから大丈夫じゃない?」
ばあちゃん:「知っている人が結構いるし、遠い親戚もいるみたいで楽しいみたい」
私:「それはよかった。狭い町だからね」

金銭ではない豊かさを考えさせられました。


いつだったかな、雑誌記事で経済系の記事だったとおもうんだけど、
たしか、
都会でもらう賃金と田舎の賃金を比較するのは意味がないみたいな。

一瞬、そりゃ、物価が違うからそうだろうとおもいますよね、そうではなく
その記事では、田舎は賃金に換算できない人と人とのつながりから生まれる
価値がある
とありました。

例として物々交換がでていたかな・・・・
あとはお見舞いとかの冠婚葬祭での助け合いがあると。

これ、本当にそうですよね。

私たち夫婦は県外に住んでいたけど、共働きだったし、近所付き合いはほとん
どありませんでした。(都市ではない田舎だったけどね)
それに比べ、自営業だった私の両親は地域密着型。
収入は私たち夫婦に比べ少ないけど、人との助け合いは非常に多い。
その土地に何代と住んでいるような地域なので、人とのつながりは財産
そのものです。(たどるとどこかで親戚になっちゃうような(笑))

働けるうちは都市部のような賃金が高いことが有利ですが、働けなくなった
ときを考えると、賃金が低くでも互助がある地方のほうが豊かかなとおもい
ます。
ただし、互助はお互い様の関係なので、長い年月をかけてつくりあげるもの。
また、地方でも互助が強いところと弱いところがあるでしょう。
互助の関係が強いところは、収入以上のものを得るかもしれないです。
それが歳をとった親をみていて思ったことです。


デイサービスに行きたがらなくて困っているとか、老人ホームに入りたくない
とか、入ってもでてきてしまうとか、職場で聞きました。

地域でのつながりが残っていれば、デイサービスでも老人ホームでも知り合い
の一人や二人はいるでしょう。
また、虐待とか問題になりますが、地域の雇用を考えれば一人ぐらい知り合い
が働いていることでしょう。知っている人が働いていれば預けるほうも、預け
られるほうも「どこそこのおうちの方がいてくれれば安心」となるでしょう。

散歩をするにしても、公園に行けば誰かしら知り合いが歩いていて寂しい思い
をしないとかね。(不審者の防犯にもなる)

これが今、親をみていておもうことです。
自分たちで互助を頑張って地域で生きてきたから、その恩恵をうけているの
だなと。
40代も中ごろ、そろそろ私も地域に貢献しないとならないなとおもいました。



http://newswitch.jp/p/6457

この記事だったかなぁ。。。