大黒柱か。。。

家事・育児を率先 妻のキャリア、後押しのつもりが……「大黒柱」求められ、モヤモヤする夫の本音

興味ある記事が。

経済力=男らしさ。

どうだろう?
私からすれば「男らしさ」=「男にしかできないこと」かな。
具体的には力仕事。
経済力を男らしさとはみないな。

男性自体が経済力に対して過剰に反応する人が多いんじゃないかな。


この記事で、識者の人が言ったこととして下記のような文章があった。

「識者は父親のモヤモヤを語る時に気をつけなければいけないこととして、二つの「自己欺瞞(ぎまん)」を指摘してくれました。偽りに気づきながら正当化していることがある、というのです。
一つは、女性が家事や育児をし、男性が社会で活躍しやすいよう「お膳立て」をしてもらっているにもかかわらず、成果を上げると、そうしたサポートと切り離して考えがちだということ。もう一つは「男らしさ」という縄を自分でかけているのに、「妻が」「社会が」と被害者のように振る舞ってしまいがちだということです。」

ほんとこれだと思う。
(こういうのに気づく男性と気づかない男性の違いはなんなんだ?知能なのか?)


男の人に経済力を求める女性が多いのは、それだけ女性は差別されているから。
親によっては男女で学歴に差をつけるように教育したり、入社試験でも男のほうが有利だしね。
会社入ってからも、長時間労働が成果という日本では出産をしない、家事育児をしない男性がかなり有利だ。
つまり、社会が男性が成果(賃金)をあげやすいように組まれている。
そんなことは女性なら普通に気づく。
だから、女性である自分より(条件がいいのだから)稼げて当たり前という思いにもなる。
でも、男性はそれに気づいていない。

引きこもりでの事件も男性が多いが、社会や親のせいにする。
これだけ男性に有利な社会なのにね。
体一つあれば、仕事を選ばなければ、活躍の場は用意されているのに。

ただ、親の育て方にも問題があるとはおもう。
私が子育て中でも、男の子に甘い親が多かった。
男の子なんだからこれぐらいという感じで躾に甘い親も目に付いた。
一つ例を挙げると、職場の人だったけど、自分の息子が授業中に前の席の女の子の髪をはさみで切ったらしい。
もちろん女の子の親から学校に抗議がきて、親は呼び出され相手方の親子に謝罪したそうだ。
でも、私に話をしたときは、あっけらかんとしていた。
それぐらいと言いたさそうに。
だから、いや、普通は怒るでしょと言ったけど、本当は「息子、大丈夫?」と思ったよね。会社関係なのでその後の仕事を考えて心にとどめたけど。
これは極端な例だが、普段でも騒いでいる男の子が多いけど躾できてないなと思うことがおおいのはイオンとかレストランで思うだろう。


男の子だからそれぐらいという意識はね、危険だとおもう。
女の子の場合は反対に、女の子なんだからといって縛り付けられるほうが多いとおもう。
育児期から、根底には男性に寛容な日本社会ができあがっているわけ。


今の30代は、共働きが多いだろう。
大学卒の割合からも男女同権の意識も高くなっているだろう。
そして、働き方改革で残業規制。
男らしさ=経済力と思い込んでいる男性にしたら、男らしさがしぼんでいくわけで肩身が狭いとおもっている人がいるかもしれない。
家事育児をすれば妻から駄目だしをされる。
(なぜ、駄目だしをされるのか考えたかい?何度も同じことを繰り返すからじゃない?
仕事だと思えば、同じミスを繰り返す人には厳しく言わないか?)


残業規制が月40だっけ?45だっけ?
まぁ、私たちの30代のときと比べればうらやましい限り。(パパ80ぐらいだったからね)
私も今働いていたら、成果評価、よかったかもしれないなとおもう。
月40ぐらいなら、子供が起きている時間に帰って来れるよね。
帰って2時間は家事できるよね。
男らしさ、家事で見せてあげなよ。
買い物で重いものを持ってあげたり、お風呂の天井の掃除してあげたり(言われてするのは駄目よ、率先してやるのよ)。
お金稼ぐより、こういうほうが妻の心の中に感謝の気持ちが生まれるとおもうよ。
せっかく社会がくれた時間じゃない。
ATMの扱いになったら熟年離婚だよ。
心からつながっていれば、女性は最後まで夫の面倒をみるって。
女性の情は厚いよ。

男らしさ。

女らしさ。

それはお互いが「できないこと」を補う力だとおもう。
やりたくないことじゃないよ。


本当の男らしい人には経済力がなくても女性はついていくとおもうんだ。