男らしさと生きづらさ

なんなんだろうな?


育児家事に参加を求められて、でも、男として大黒柱でなくてはならない。
父親としてモヤモヤする。
という記事について昨日はブログに書きました。

その後、男性学などの記事を読んでみたり。

もうこの時点でね、あぁ、これだよねと思ったのですが。。。。

とりあえず、

男はつらいよ 2014 1000人“心の声”

などね、ネットではいろいろな記事がヒットするわけ。

共通しているのは、男性自身が男らしさに縛られているということ。
また、男らしさが時代とともに変化しているため、対応しきれないというか戸惑っているということ。
具体的には
昭和の時代の男らしさは、稼ぐこと(大黒柱)、寡黙、お酒に強い、車好きみたいな感じ。
平成の時代の男らしさは、イクメン、コミュニケーション能力(面白さ)、料理できるみたいな感じ
らしい。
今はこの昭和の男らしさと平成の男らしさの両方があって、会社では上司は昭和だし、家庭では妻は平成だしみたいな板ばさみにあっていてつらいということらしい。

社会的に男らしさ、女らしさを求められ、男女ともに疲れきっている。

女性の場合、今までが地位が低かったから、権利獲得側なので声をだして言いやすい。
男性の場合、今までの既得権益を手放すことになるので言いにくい。

なるほどとおもう。

でもね、一番の問題は、コミュニケーション能力なのではと思う。

女性の場合、女らしさを求められたとしても、できなきゃ、できないと言うとおもう。
私も料理は手抜きだし、掃除も拭き掃除なんてクイックルワイパーぐらい。
夫から何か言われたら、きっと反論していたとおもう。
会社からもっと仕事をと言われたとしてもできないことはできないと答えた。
時間は有限だから。
ま、成果は悪くなったけど。


男性の場合、男らしさを求められたとき、どのくらいコミュニケーションをとっているのだろう?
育児休業をとるとき、家事をするとき、残業をするとき。
男は黙って・・・・というのが男らしさ?
なんか、違う気がする。
黙って=諦めて な気がしてならない。
言っても無駄とかね。逃げてる気がする。
自分で自分の首をしめているのではないか?


ジェンダー、女性の問題がネットにでると、必ずいるのが、
女性ばかり優遇して
みたいな意見。(たぶん、男性だろう)
呆れるのが、女性専用車両を女性優遇といってしまう知見の低さ。
専業主婦の年金三号の問題を女性優遇といってしまうなど。
それができた背景を知っているのか?知ろうとしないのか?
男女の賃金格差は?


もうこの時点でね、あぁ、これだよねと思ったのですが。。。。」と書いたのだが、
男性が生きづらいと声をあげると、女性は耳を傾けると思う。
どうにかしてあげようと思うと思う。
何が原因なの?と興味をもってくれるとおもう。

でも、男性側は女性の問題には非常に冷たいと感じる。
というのは、関心がない、薄いのではと感じる。
ここがね、問題なんだとおもう。

つまり、男性の他人への共感力のなさ、低さ。


こう思いながら、男のいきづらさの記事をみていて、一つ、記事を見つけた。

男に「言葉を届ける」のはなぜこんなにも難しいのか? 男性問題を問い直せない社会構造と、男型の“演繹”発想

男性同士でもやっぱり思うんだとおもった。
男の人に耳を傾けてもらう困難さ。
柔軟性がない男性が多いこと。

この記事の中で、男性は「自省」ができないといっている。
そして、男性は「競争」をベースに育てられるので、基本的にミスや間違いを認めることが苦手と書いてある。
「競争」をベースに育てられているの?(みたことあるかな?)
競争をベースに育てられると、ミスや間違いを認めることが苦手になるの?
ちょっとわからないなとおもった。


話がそれるけど、
嫁姑問題もここだよね。
間にたつ夫が妻の言葉に耳を傾けるか。
昔ならではの嫁が我慢すればうまくいくみたいな形(女らしさ)を妻に強要していないか。
妻側はネットで検索し、他の女性の対応策を調べたり相談したりして、「いい嫁、やめる」と結論をだすけど、夫側は妻の言い分が今の世の中でどうなのかと調べる人は少ないのではないか。発言小町では男性からのトピックという分野が別にあるぐらい歓迎されているのにね。


話を戻すと、もっと男性学が話題になるといいなとおもう。

逃げないでちゃんと人と向き合って話し合おうよ。
自分の気持ちを伝えようよ。
否定されることは負けることじゃないよ。
人の上に立とうとするのは無意味だよ。
(自分が上だと思っても相手が思っているとは限らない)

男らしさでなく、人間らしさを男女とも身につけようよ。


今度、図書館で本を探してみようっと。