男性劣化社会
(出版社のページが開けないので、アマゾンにリンクをはっています)
(アマゾンのページより引用)
内容紹介
アンケート結果で、母親のほうが尊敬されるという逆転現象が見られたそうな。
男性劣化社会という本も出版されているそうな。
本は読んでいないから、ネットで感想だったり、内容の抜粋をみただけだけど、どちらも共働きが増えたとか、環境がとか書いてあるが、それは部分的なことでしかない。
これまでは、男性は社会的、家庭的に下駄を履かせてもらっていただけのこと。
反対に女性は足をひっぱられていたわけ。
植物にたとえると、
男性は、日向で肥料をたくさんもらってる環境だった。
女性は、日陰で肥料が与えられない環境だった。
それが、男性は下駄をはかせてもらえなくなり、女性は日向にでてきて、育つ環境に差がなくなりつつある(まだまだあるけどね)というわけ。
実世界で稼ぐという椅子の取り合いに女性も参加するようになったわけだから、男性にとっては競争相手が激増していることになるからね。
つまり、今の男性が駄目になったわけではなく、下駄をはかせてもらえなくなって実力が乏しい男性がそのまま社会にでて打ちのめされているということ。
女性はマイナスからの出発だから、活躍の度は広がるよね。
どこかで頭打ちになるだろうけどね。
男性は子供を産むことができないからね。
社会的にいえば仕事でしか生産性があげれない。
社会に居場所がなくなる。
特に、家庭や社会で男子というだけでちやほやされてきた男の子で実力がなく努力ができない子は辛いだろう。
親ができることは、男子を特別扱いして育てないことだ。
娘の世代はどうだろう?
地域にもよるけど、まだ男子の特別性が残っている気がする。
リーダーシップは女子が取っていることが多い気がするから、まぁ、半々かな。
私たちのころは、男子を立てる雰囲気がまだ残っていた。
家庭でも進学でも、男の子に教育費を割いていたとおもう。
バブルの助けもあって、私たち同世代の男子はまだよかったよね。
90年代後半からの就職氷河期の男子がちょうど、運悪かったよね。
育ったときは男子優勢の社会でプライドが高いのに、経済が悪くなり正社員になれない。
打ちのめされるよね。
だって、男はこうあるべきだと教え込まれてきたのに、そうなれないんだもの。
今からの子は人口減少で、女性の高学歴化と社会進出はさらにすすむだろうし、未婚は増えるだろうし。
男子はもう下駄をはかせてもらえないということを感じさせないといけないよね。
父親の世代とは違うんだから。
最初に紹介した記事で、母親を尊敬するという子が父親を尊敬するという子を上回ったとあるけど、それはそうだよね。
昔は、家庭で、父親を母親が立てていたもの。
そうしないと男性は不機嫌になるから。
そういうことをしてもらっていたということを、父親が理解していれば裸の王様にはならないよね。
何がいいたいかというと、男子だからと特別扱いしたり甘やかしたりすると、社会にでて生きて行けない子になるだろうなぁということ。引きこもる中年になるよ。
社会では、もう下駄をはかせてもらえないから。履かせてくれる会社があったとしても、それはもうかなり低い草履みたいな下駄になっているとおもう。
そこのところを、世代の違う親がちゃんと教えられるかだとおもう。
働く女性が増えたことで、母親の感覚も、家庭内での力関係もかわってているとおもうから、男子のプライドみたいなものもかわってくるとおもう。
(本当に変化するのは、多くの母親が正社員になったときだろうけどね。パートではまだまだ夫のサポート役という感じだろうから、その様子をみて育つ男の子は社会にでても、家庭でも女性がサポートしてくれると勘違いしちゃうよね。で、うまくいかないよね)
もう、下駄ははかせてもらえない、立ててはもらえない、これを理解して厳しく育てることが大事だとおもう。