今日、母との会話で
母:「〇〇さんは人生、楽しんだのかね?」
私:「・・・・・」
母:「真面目に仕事ばかりして、旅行とか行っていないんじゃないかな?」
私:「仕事以外何もなくても、幸せと思う人はいるんじゃない?」
母:「そうかな・・・」
と。
最近、亡くなった方の話だったのですが、やはり母もそう思うんだなとわかりました。
母が癌になったときに思ったんですよね。
私の母は23歳で私を産んで、ずっと仕事してて。
サラリーマンのように週休2日とか盆暮れの休みとかなくて。働きづめ。
それなのに夜に清掃のバイトにも行ったりしていた。(友人に誘われたらしい)
自営業をやめた時もゆっくりしてほしかったのに、介護の資格をとって施設に働きに行ったし。
子供から見ればもう十分働いたよと思った。
お金の心配はもうないんだから、どこにでも旅行にいって、なんでも買って、美味しいものを食べて過ごしてほしいと。
癌の治療で一段落ついたら、父の介護にコロナ。
母は人生楽しんだのか?ともう4年も思っている。
母のためには父には施設に入ってほしいけど、コロナがあるからそうもできない。
母には申し訳ないと思う。(私が割り切れば施設に入れれるんだけど)
父に関しては、あまりそう思わないんだよね。
母と商売しながら同じように働いてきたんだけど、やはり女性のほうが結婚で人生が変わっちゃうところがあるからかな。
もちろん、父も兄弟が多かったから教育もちゃんと受けれていないし、旅行とかも少なかった。
でも、長生きできたし、介護もしてもらっている。
なんとなく、それだけで幸せな人生だったんじゃないかと思っちゃうんだよね。
私も一寸先はどうなっているかわからないけど、
娘が「ママは幸せだったのだろうか?」と思う時がくるとすれば、
「ママは人並に幸せだったよ」と言いたい(書いておく)。
好きなように生きてきたし、
お金に困ることもなかったし、
あなたに会うこともできたし、
それなりの親に恵まれたし、
それなりの夫にも出会えたし、
友人にも近所の人にも恵まれた。
ま、一番の幸せだった瞬間は最後の嵐コンサートにあなたと行けたことかな。
何が幸せかは、人それぞれ。
幸せだったよと言ってさよならできたらいいな。