なんか最近、重なるな。。。

娘の結婚相手、条件よりも大事なこととは?
http://beauty.yahoo.co.jp/lifestyle/articles/319782


またまた、私が書いた?と思われるような記事が
私のブログを読んでくれている?なんて思いはまったくありません。
だって、高々30訪問ぐらいのブログですからね

きっと、世代が変わってきたのかな。
私の感覚はたぶん、今の30代前半の人の感覚なんだとおもう。

私の頃の大学進学率は20%ぐらいだったように記憶しています。
私はその後2年間院にいったので、大卒の女性よりも2年長く学生でした。
つまり、社会にでるのも2年遅かった。

今の30代の人で、都会出身なら女性でも大学進学率はかなりあがっていた
ことでしょう。

この人たちが社会にでて、色々な経験をして、こういう記事を世に出している
んだとおもう。同じ経験をすれば同じ感想がでる。いたって普通のこと。

男女雇用均等法ができてすぐに女性が活躍したわけじゃないからね、
段々と女性正社員、総合職が増えて、やっと声に出せるようになってきたの
でしょう。

そういう不平等な扱いをうけ、自分が娘の母親になったとき、私のように今の
社会の現実を娘に伝えておこうとおもう女性が一定数はいることの表れ。


私もこの記事と同じで学校教育で男女不平等を感じたことはありませんでした。
幸い、一人っ子だったので男兄弟もなかったから、家庭内でも感じたことはな
かった。

それが、入社してすぐに男女不平等を感じました。

1つ目
入社式。男女の比率が異常に違った。
300人の新入社員女性はたった30人でした。大企業がですよ。
96年は女子大学生にとって「超氷河期」とニュースになったときでした。
そのときは女子とついていたことに気付かず、就職難と思っていました。
入社して、「あぁ、女性は本当に超氷河期だったんだ」と不平等を感じました。
※バブル前、バブル時は3000人規模で新入社員をとっていた会社です。

2つ目
配属後、女性だけ月20時間の残業規制が法律であることを知りました。
同じ総合職で入社した男の子たちは、どんどん残業し仕事をおぼえていくのに
女性というだけでその機会が奪われました。
もちろん、年収にも差がつきます。成績にも差がつきます。
これが2,3年続いた気がします。
もうそれだけでスタートダッシュ失敗です。
24で入社し、26、27とかになってしまいますからね、
結婚出産をかんがえるようになります。


この2つのショックは大きかったですね。
そりゃ、東大出の女子とか会社辞めるわとおもいますもの。


その他、細かいことは上司次第でした。
やっかいだった順に

子供なし男性上司
このタイプは仕事に厳しいです。育児への配慮はできないのでしょうかね。
1人の苦手だった上司は
「うちは妻が単身赴任で名古屋なんだ、君も子供は実家に預けてこっちに単身赴任
したら?」
といいましたから、何度も(←ただ単に歳で言ったことを忘れているだけかも)。

もう1人は仲良しさんだったのですが、飲みに何度も誘われました
仲良しだったから、「無理ですよ、通勤に時間かかるし、子供がいるから」と
はっきりいいましたが、「じゃさ、みんなで上野までいくからぎりぎりまでいい
でしょ」と
いや、あなた、それはみんなが迷惑でしょ。私の他にもお母さんがいるんだから
と断りましたけどね。
(この人は直属の上司ではなく同じ部の他の上司)

男の子供のみ育てている男性上司
もうはっきりいって、男尊女卑の傾向強し。
1人の上司は「寿退社するんだよね」と当たり前のように言いましたから。

もう1人の仲良しさんは会うたび、「本当の名字は何?」と。
仲が悪い上司だったらセクハラかモラハラ扱いしたかも
こんなことを聞くのは他にはいなかった。
(この人は直属の上司ではなく同じ部の他の上司)

子供あり女性上司
尊敬できる先輩。
仕事には一番厳しいよ。でも、その辺の男性幹部社員より仕事は圧倒的にできる。
さすが、サバイバルを生き抜いてきた方々。
冷静で戦略家。
女性上司は女性に厳しいといいますが、確かに厳しいです。
でも、相談にものってくれるし、応援もしてくれる。
男性上司は応援だけがおおいけど、育児経験のある女性上司は具体的な解決策
をアドバイスしてくれる。
育児をしながらの仕事ということで、評価面談のときもそれに配慮してくれる。
ありがたい存在。

女の子のみ育てている男性上司
女性上司同様、育児中の女性社員への理解は高い。
自分の娘のように親身になってくれる。
あと、女性の体調についても理解が深いから、体調が月1で悪くなることなど
理解があったのは助かった。
ほぼ優しい。
女系家庭の中にいるから女性の扱いがうまいのかもしれないけどね。
その分、仕事でも配慮しようとしてくれるのが女性上司との違いかも。
ここはありがたいととるか、もっと重要な仕事をさせてとおもうかは人次第。


こんな感じでしたね。

サラリーマン、上司次第で会社生活は天国と地獄とかわりますから、
合わない上司になったら、「早く異動しろ~」と念をおくりその人の成果になら
ないような仕事をするだけです
(大体、こういう上司ってプロジェクト内から嫌われていますから異動が早いん
ですよ。ほほほ)

女性上司はね、かわいそうだなという面もあります。
私みたいに尊敬する部下もいれば、妬む部下もいますから。
男性部下からも女性部下からも・・・・悪く言われたり、変な噂を流されたり。
本当、私たちより上の世代の女性幹部社員の苦労は並々ならないと思います。
残業規制された上に、出産育児休暇も今ほど無かった時代を頑張ったんだから。
そりゃ、鉄人になりますよ。
女性らしさはすてなきゃ、生きていけません。
今は少しはそういう感じは薄まってきていたとおもいます。
それも、こういう女性上司が頑張ったから若い女性社員が恩恵をうけれるわけです。



娘たちが就職するのがあと10年後ぐらい。
その頃、女性が本当に働きやすく子供を産みやすくなっていて欲しいと願います。

この記事にあるように、私も娘の幸せを願うなら、
自立して生きていける力を与えてあげる
それが親からの一番のプレゼントだと思います。


夫婦別姓もだけど、自分の考えと似たような考えの人が増えてきたのを最近
実感し、なんか嬉しい
(世代交代を段々と感じる今日この頃です。団塊の世代がね大きいからね)