男性目線、ちょっと違うよね

【新連載:山崎元の男と女の婚活経済学 4】「専業主婦」への幻想を捨て去れ!


この記事を読んだけど、違うよねぇと私は思った。

頭はよい人なんだろうけど、所詮、男性目線だよね。
どこにも妊娠出産に関して触れていないもの。


今の団塊世代とかそれより下の世代って、専業主婦ってなりたくてなったわけじゃないでしょ。
男女平等に働ける場が少なかったからでしょ。
寿退社って言葉があったでしょ。
腰掛とかね。
妊娠出産したら女性は子育てをするものだという世間の考えが。


私からすれば
男性に年収を求めるのはね、結婚=妊娠出産がついてくるからだよね。

妊娠出産を簡単に考えているんじゃない?今の男性は?と思うよね。
昔は命がけだったわけでしょ。
今は医療が整ったから命まで落とすことは少なくなったかもしれないけど、
妊娠で病気になったり(高血圧など)、
出産で命を落としたり、後遺症がのこったり、病気が誘発されたり、
そういうことがあるわけ。

育児で鬱になることもある。

そういう大事に至ることがあるから、その場合に夫には家庭を支えてもらわないとならないから稼ぎを求めるのよ。

そうでなくなって、妊娠出産での退職圧力だってあるわけで。

そういう女性の立場や女性の体を考慮して、男性への年収希望をちゃんと見ないとね。
生まれた子供は妻が亡くなったって育てなきゃならないんだからね。
(一生共働きじゃなきゃ家庭生活が成り立たないという場合、子供は難しいよね)


あと、
男性について収入が少ないと自信がなく消極的になるとあるけど、それって日本の男性はということじゃないの?
男性は弱いのよ~といいたげだけど、無駄なプライドを植えつけられちゃっているんじゃないの?とおもうこともあるよね。実際。


共働きができる環境、
妊娠出産育児が無理せずできる環境、
それを社会全体で作っていくことが必要。
その結果、一人の労働者の年収がいくらになるのかわからないけど、
「専業主婦」=楽をしているというのは違うとおもうわけ。
(そうならざるをえなかった場合がかなりあるということ。転勤とかね)


ひとつの会社で最後までという働き方にも問題があるのかもしれないけどね。


もう少し妊娠、出産についてリスクを考えてほしいよね。
(無事に生まれるのが当たり前な風潮だよね)


※私は出産にあたり何があるかわからないので、出産前にそれまでお世話になった会社の上司と先輩には挨拶状と贈り物を送りました(仕事で迷惑をかけることもあるけどね)。