読書:ささいなことでカッ!となる男たち

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読みました。

こういう男性を分析した本を読むときに重要視するのが、著者の性別。

この本の著者は男性でした。

 

ちょうど今の時期、お盆の帰省で夫婦喧嘩が増えますよね。

喧嘩になると男の人って逃げるというか、話し合いにならないケースが多いです。

怒る、黙る、不機嫌になる。

女性からすると、意味不明。

勝手な人という印象だけが残ります。

 

なんで人の意見を聞かず、意見交換をせず、ちょっとしたことで怒るんだろうとおもう女性も多いはず。

女性のヒステリーとかとは違う。

女性のヒステリーはほっておけばいいけど、男性の場合は暴力につながったりするからやっかい。

 

この本は著者自身がカッとなるタイプ(なのに心理系の仕事なんだけど(笑))で結婚10年目にして妻から捨てられそうになり、自分を振り返って行動を見直すことになったという。

女性向けの本はあるけど、男性向けの本がないから手引書を作りたかったというのが書いたきっかけらしい。

 

でも、この本の結論はね、こういうカッとなる男とは距離をおこう!つまり別れろ、結婚するなだったような気がする。

自分に自信がない男は人に八つ当たりをするんだけど(人のせいにする)、治らないのかな。

女性はそれに耐えることで、男性とうまくやろうとするんだけど、それは火に油をそそぐようなもので二人の関係は悪化するだけ。

だから、距離を置くことが最適と。

 

そうなんだよね、アメリカ人の著者がアメリカの女性にたいして忍耐強いみたいにかいてあるんだけど、アメリカの女性と日本の女性を比べるとね、日本の女性のほうが忍耐強いというか、思ったことをいわないというか。

 

お盆やお正月の帰省だって、

「あなたの実家に私が一緒に行かないといけない理由は?」

といえばいいんだよね。

「結婚してあなたの姓を名乗ったのは、法律でどちらかとなっているからだけで、あなたの元の家族の一員になったわけじゃないから、その辺の法律、理解できていますか?」

と聞けばいいんだよね。

なんで、言えないんだろう?

やっぱり、収入の男女差、子供のこと、なんだろうね。

夫婦仲を悪くしないように、夫に気を使い、夫の両親に気を使い、結局は結婚何十年目かで爆発するんだよね。

 

よくできた夫なら、こういうことわかっているから、無理に妻を連れて行こうとはしない。

わかっていない男(と義理両親)が多すぎる。

 

この本にあったように、男は自分の父親をみて家庭を学ぶらしい。

これは結構いろいろな本に書いてある。

女性は自分の両親だけじゃなく、漫画だったり小説だったり、ネットの中の掲示板だったり、いろいろなところから夫婦や家庭のあり方を学ぶ。

ここが違うところだよね。

自分の両親の関係が変だとおもったら、どう変なのかを考えるかどうか。

他の家庭はどんなか興味をもつか。

自分の父親が暴力的だったり、家庭をかえりみない場合、そこで育った息子も同じようになる傾向があるらしい。

それでうまくいっているように思っているから。

父親が家庭にいない場合も危ないみたいだ。(本によると)

お手本がいないから。

昔の日本の家庭ドラマは男尊女卑が多くて、いい影響を世の中に与えなかったと思うけど、今のドラマは家庭(夫婦)がでてこないものね。

 

まぁ、この本を読んでわかったのは、こういう男は矯正はできないと男の著者が言っているということだ。

自分に自信がないから、自分の弱さや間違いを認められない。

弱い立場の女性(妻)を従えることで自分の強さを認識することしかできない。

 

こういう男とは関係をもってほしくないと娘を持つ母としてはおもう。

娘にはこういう本を読んで欲しい。

結婚相手を選ぶとき、相手の両親がどんな関係性は大切なんだなぁと思った。