家事育児と養育費

<子育て>男の育児は「レジャー」? 増えない「世話」

この記事はそのまま本当のことでしょう。
うちのパパにはまったく当てはまっています。
この記事は家事育児への参加が少ないで終わってしまっていますが、
それで終わったら駄目なんです。


何につなげるか。
それは養育費。

そもそも養育費を払っている男性が多くないのですが、
養育費自体の考え方もおかしいよね。

前にも書いたけど、家事労働を無償としている日本。
家事労働を年収にするととかいう記事がときどき世の中を騒がせますが、
家事労働の有償化をしないかぎり、男性が家事育児に入ることはしないでしょう。

日本女性がお人よしが多いというか・・・・
自分の生きてきた道を否定されたくないという思いの強い方が多いというか。
後世の女性のことを考えてほしいなとおもうのです。

離婚を経験した女性はきっとわかるでしょう。


この記事にあるように、夫が家事育児をするということが本当に少なさ過ぎる。
何度も書いているけど、家庭に時間がとられると女性の生涯賃金はその分減るん
です。
夫婦が上手くいっていればそれでいいのでしょうが、いざ、離婚のときに
大変なんです。
シングルマザーの貧困はそこにあるんです。

家庭によっては女の子と男の子に教育の差をつけることもあるでしょう。
社会的に、男性の給料が専業主婦+2人の子を養っているという考え方なの
もあるでしょう。
男性の給料には、妻と子供の分が入っているのです。
離婚したら、その分をちゃんと渡さないといけないのです。

つまり、養育費はどう考えても今の場合、物質的な分しかはいっていないのです。

私が今、離婚し娘をひきとったら、養育費は月に12万ぐらいしかもらえないで
しょう。
年間144万。


今、我が家は年間支出が360万ぐらいです。
つまり1人あたり単純に120万。

なるほど養育費とほぼ同じとおもいますよね。
でも、実際は、子供には「世話」という手間がかかるんです。
(私の年収がパパの年収のように賃金カーブを描かない理由は時間的制約でした)

その分がまったく考慮されていない。
引き取ったほうは、働ける時間を削って、子供を世話しないとならないんです。

少なく見積もっても、毎日2時間はかかるでしょう。
2×30=60時間(小学校までならもっとかかるでしょう。授業参観とかね)
休日を含めたりすれば育児にかかる時間を月100時間として
100×時給2000円=20万
外注をすればもっとかかるでしょう。

つまり、うちの場合、育児には年間
120万+240万=360万は最低かかるということ。

それを二人で負担だから、親一人は180万負担するということ。
これはあくまで、うちの場合(公立中、中3が1人の場合)。

全然、いわゆる裁判所の養育費とはちがってきてしまう。


うちは塾にも通っていないし、公立中。
持ち家(家賃なし)で、この金額
(うちと同じ世帯年収のご家庭ならたぶん私立中にいかせているとおもいます)
赤ちゃんや幼児ならもっともっと世話に時間がかかるはず。
私立中高ならもっとお金がかかるはず。
裁判所が用意した養育費で足りるわけがない。


養育費は話し合いで決めるんだから、きちんと「世話」に関わる金額も
はじかないと。

もし、高いというなら、年間の半分は父親に世話をしてもらえばいい。
きっと、出世もできなくなるし、最悪リストラされるだろう。
年収にして200万は下がるだろう(パパの場合の予想)
そうなれば、退職金も年金もだだ減りだろう。
さて、養育費を払うか、自分で世話をするか、どちらを選択するだろう?
計算ができる男性ならきっと養育費を払うだろう。
(別に子供と面会ができないわけじゃないからね)


普段から、よくよくお互いが置かれた状況と現実を話し合う。
結婚とはゴールではなく、現実のスタートだからね。


シングルマザーの人が簡単に貧困に陥る理由は家事育児の労働が無償として
扱われているから。

結局は男尊女卑な日本だから。


働く女性だからこそ、きちんと意見を言おう。
今からの女性は本当に気をつけて結婚をしないと、一生夫の犠牲になるか、
話し合ってパートナーとして協力しながら生活していけるか、どちらかに
わかれるとおもう。


ちなみに、夫が姓を合わせるから「家族」だという考えの場合、本当に注意
しないと、離婚したら養育費払わないよ。
だって、離婚して子供ともども姓を戻したら、「家族」だとおもわないという
ことなんだからね。


別姓議論は養育費不払いにもつながっているとおもう
今日この頃です。


本当に、高校ぐらいでしっかり、戸籍制度とか結婚とか遺産相続とか、養育費とか
家族に関する法律を女子にはしっかり教えてほしいわ。


知識がなくて貧困に陥っている女性も多いだろうに。
そういう女性を助けることは大事だとおもう。