当日の朝１０時ぐらいにニュースで知りました。
亡くなられた二人の方。
いつもの朝だったのに、なぜ、命を奪われなければならなかったのだろう。
ご家族の方、何も考えられないだろう。
お二方にご冥福をお祈りいたします。
犯人に関して、名前やこれまでの経歴などがわかってきて、複雑な家庭環境から犯人に同情さえする人がいる。
いや、違うだろうとおもう。
どんな環境で育とうがどんな理由があろうが、無関係な人を殺していいはずがない。
1mmだって許されることではない。
そして今朝のニュースで
立川志らく 川崎殺傷事件での発言批判に反論「何故悪魔の立場になって考えないといけないんだ？」
こんな感じになっていた。
なんだか、変な方向に世論が向いている気がする。
交通事故による犠牲は、道路行政だったり、警察の取り締まりだったり、車の機能だったり、今後改善の余地がある。
では、通り魔的な殺人はどうすれば防ぐことができるのか？
今回の事件では、
・犯人の家庭環境
・自殺願望
が注目されているのかな？
そもそも犯人が自殺したというのは結果であって、自殺願望があったかなんてことはわかっていないのではないのだろうか？
自殺するなら他人を巻き込むなといのは当然の意見だとおもう。
自殺を止めれば他人を殺さないのか？
なんか、違う気がする。
そもそもそれ以前に、こういうことをする犯人は、精神的に普通なのだろうか？
精神病がないのだろうか？
まともな人が自殺するならきっと殺人はしないでひっそりと亡くなると思うから。
ということは、自殺を防ぐのではなく、精神的に異常をきたしている人を救うほうに目をむけないといけないとおもう。
精神的に異常をきたしている人は、無職であったり、ひきこもりであったりすることが多いとおもう。
社会になじめない。家以外に居場所がない。
一人で閉じこもっていると、普通の人でもおかしくなるとおもう。
人間も動物だから。
日本は、精神異常がある人をサポートする仕組みが弱いと思う。
それは、先天的な精神的疾患でも、後天的な精神的疾患でも。
親が自分の子供の異常に気づかなければ、そのまま大人になってしまうだろう。
後天的な場合、成人してしまえば自分で病院に行かない限りなかなか家族が連れて行くことは難しいだろう。
ここで、思うのは、日本は「家」というくくりを大事にしすぎているように思う。
昔は地域があったが、今は地域もなくなり、本当に「家」単位になっているのではないか。
こんな狭い「家」の中で、閉じこもっていたらだめだろうとおもう。
本人も家族も疲弊しちゃうだろう。
もっと、開かれたシステムがあってよいとおもう。
今までは学校だったり、町内だったり、職場がそういう役目を果たしていたんだろうが、今は「個」になってしまい、家族の代わりにならなくなった。
自分から外にでていくタイプの人はいいが、そうできない人は機会がない。
機会を強制的に与え、社会参加させる仕組みが必要に思う。
引きこもりが問題になっているが、生活保護だって、ただお金をもらえるのでは意味がなく、保護費をもらうのであれば社会貢献を必須にしないとならないとおもう。
もちろん、有限期間でないと、生活保護が就職になってしまうから問題になるが。
「家」から外にだし、いろいろな体験、人とのつながりをつくるものが各年代において必要なんじゃないかなとおもう。
登戸の事件に関しては、犯人はひきこもりで、おじおばも困っていたみたいだ。
親の離婚でどうして親じゃない祖母おじおばが引き取ったのかわからないが、この人が高校でるころは（高校にいったかはしらないが）、バブル真っ最中だったろう。
居心地がわるきゃ、家出だろうがなんだろうが家をでればよかったのだ。
それをせずひきこもるとなると、ちょっと変な人だったのではないかと個人的には思う。
（私ならお金をためて、おじおばの家をでるな）
個人的に思うのは、この叔母さんはかわいそうだなとおもう。
両親がいるのに、赤の他人の子を育てなきゃいけないなんて。祖母が命令したのかな？
この人も「岩崎家」という「家」の犠牲者だよね。
時代が時代だから、離婚もできなかったんだろうな。
そして、かわいい自分の子供たちが殺人者のいとこになってしまったんだから。
孫だって、殺人者の甥っ子とか姪っ子になっちゃうんでしょ？（養子縁組していれば）
８０代にもなって、人生の終わりで、今まで面倒をみてきた子にこんなことされてね。
やってられないよね。
そういえば、実の親が育てていないというのでは、愛知の新幹線で殺人をおかした子もそうだったね。
こういう人たちをどうしていくのか？
そこを考えないといけないのではないだろうか？
生活保護もだけど、刑務所さえ、税金で３食食べれて眠れる楽な場所とおもう人がいることをもっと真剣に考えたほうがいいとおもう。
